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不眠症①

あらためて不眠について自分なりに整理してみようと思う。不眠というと、寝られない、何か睡眠薬を・・・という流れになりがちだが、それではいけない。

 

不眠  睡眠時間が短い

 

⇨睡眠時間の長短にかかわらず翌朝の覚醒時に睡眠に対する不足感が強く、患者自身が身体的、精神的、社会生活上の支障があると判断している状態が不眠である。

(医学書院『標準精神医学』第5版)

 

まずはここをしっかりおさえておく必要がある。有名な話で、ナポレオンは3時間しか眠らなかったというが(⇦本当はもっと眠っていたという説が有力のようだが)、不眠とは定義できないことになる。

 

そして、不眠の原因の5P。

▶︎Physical(身体的要因)

身体疾患や障害によって引き起こされる身体的苦痛による不眠。

▶︎Physiological(生理的要因)

騒音、まぶしい光、不適切な睡眠環境、睡眠衛生、時差ぼけ、原発性不眠など。

▶︎Psychologic(心理的要因)

ストレスや喪失体験、心的外傷体験によってもたらされる不眠。

▶︎Psychiatric(精神疾患関連)

うつ病と不安障害を背景とした不眠。もちろんその他の精神病や神経症性障害が背景となることもある。

▶︎Pharmachologic(薬剤性)

 

5P以外で、睡眠時無呼吸症候群むずむず脚症候群、周期性四肢運動障害も不眠の原因として重要となる。

 

不眠に対するアプローチで、睡眠に関する心理教育や睡眠薬を検討する前に、まず不眠の原因を探ることが重要である。