不眠症③

ざっと書いてきましたが、そもそも不眠に関してスケールはあるのか。調べてみたらこんなのが見つかりました。

 

アテネ不眠尺度

A.寝つき(布団に入ってから眠るまで要する時間)
(0)いつも寝つきはよい
(1)いつもより少し時間がかかった
(2)いつもよりかなり時間がかかった
(3)いつもより非常に時間がかかったか、全く眠れなかった
B.夜間、睡眠途中に目が覚める
(0)問題になるほどではなかった
(1)少し困ることがあった
(2)かなり困っている
(3)深刻な状態か、全く眠れなかった
C.希望する起床時間より早く目覚め、それ以上眠れない
(0)そのようなことはなかった
(1)少し早かった
(2)かなり早かった
(3)非常に早かったか、全く眠れなかった
D.総睡眠時間
(0)十分である
(1)少し足りない
(2)かなり足りない
(3)全く足りないか、全く眠れなかった
E.全体的な睡眠の質
(0)満足している
(1)少し不満
(2)かなり不満
(3)非常に不満か、全く眠れなかった
F.日中の気分
(0)いつも通り
(1)少しめいった
(2)かなりめいった
(3)非常にめいった
G.日中の活動について(身体的及び精神的)
(0)いつも通り
(1)少し低下
(2)かなり低下
(3)非常に低下
H.日中の眠気
(0)全くない
(1)少しある
(2)かなりある
(3)激しい

※選んだ数字をすべて足し、その合計点で判断する。

1~3点 睡眠障害の心配はない
4~5点 不眠症の疑いが少しある
6点以上 不眠症の疑いあり。

 

まあ、そんなに有用なものとは思いませんが、学会発表などには使えるんでしょうか。一応国際基準のようですが・・・。

不眠症②

狭義の不眠とは、”Physiological=生理的要因による不眠”のグループの中の原発不眠症が該当すると思われる。これは、不眠の原因となる身体的・精神的疾患や障害、薬物の影響がないにもかかわらず、安静的に不眠が持続し、覚醒時には疲労感、不安、抑うつ、注意集中困難を自覚するものである。精神生理性不眠、ICD10の非器質性不眠症とほぼ同義と考えてよい。要するに原発不眠症でなければまずは原因となる身体疾患や精神疾患の治療、その他の原因の除去、というアプローチになる。

 

原発不眠症の患者は、不眠を主訴に受診する患者の約2割を占めるという。この患者の特徴は、不眠に対する過度のとらわれと不安、昼間の覚醒時の緊張・覚醒度の増加である。がんばって眠ろうと努力をし結果は裏目にでる。むしろ、眠ろうと意識していないときは眠れてしまう。

 

睡眠ポリグラフでは、入眠にかかる時間(入眠潜時)は長く、総睡眠時間が短く、中途覚醒と浅いノンレム睡眠は増加している。MMPIでは抑うつ、心気症、ヒステリー、精神衰弱尺度が高いという報告があるが、生来のものか不眠の悩みを反映したものかは不明である。

 

前述のように眠ろうと努力をするため、眠くないのにベッドに入り、結果眠れず、やがてはベッド=眠れない場所という悪しき学習、条件反射が形成されていく。治療としては睡眠薬を主とした薬物療法も選択肢になるが、非薬物療法として刺激調整療法の有効性が確立されている。

 

1.眠くなってから布団に入る。

2.寝床は眠るためだけに使う。

3.寝床に入ってから10分経っても眠れないなら、寝室を離れる。眠くなるまで何か退屈な作業をする。時計は見ない。眠くなった時のみ寝床に戻る。

4.必要であれば、一晩中、3を繰り返す。

5.どんなに眠れなくても起床時間は一定にする。

6.昼寝はしない。

 

その他には睡眠を妨げるような環境・生活要因を除去するための睡眠衛生の指導も重要となる。要因の具体例として、カフェインやアルコールの摂取、不規則な生活習慣、運動のしすぎもしくは運動不足、騒音や光など、また最近ではスマートフォンやパソコンのブルーライトも不眠の原因になりうる。

 

その他には、睡眠に対する認知療法森田療法、リラクセーション法などをとりいれる。

 

(①と同じく『標準精神医学第5版』を参考にしました)

不眠症①

あらためて不眠について自分なりに整理してみようと思う。不眠というと、寝られない、何か睡眠薬を・・・という流れになりがちだが、それではいけない。

 

不眠  睡眠時間が短い

 

⇨睡眠時間の長短にかかわらず翌朝の覚醒時に睡眠に対する不足感が強く、患者自身が身体的、精神的、社会生活上の支障があると判断している状態が不眠である。

(医学書院『標準精神医学』第5版)

 

まずはここをしっかりおさえておく必要がある。有名な話で、ナポレオンは3時間しか眠らなかったというが(⇦本当はもっと眠っていたという説が有力のようだが)、不眠とは定義できないことになる。

 

そして、不眠の原因の5P。

▶︎Physical(身体的要因)

身体疾患や障害によって引き起こされる身体的苦痛による不眠。

▶︎Physiological(生理的要因)

騒音、まぶしい光、不適切な睡眠環境、睡眠衛生、時差ぼけ、原発性不眠など。

▶︎Psychologic(心理的要因)

ストレスや喪失体験、心的外傷体験によってもたらされる不眠。

▶︎Psychiatric(精神疾患関連)

うつ病と不安障害を背景とした不眠。もちろんその他の精神病や神経症性障害が背景となることもある。

▶︎Pharmachologic(薬剤性)

 

5P以外で、睡眠時無呼吸症候群むずむず脚症候群、周期性四肢運動障害も不眠の原因として重要となる。

 

不眠に対するアプローチで、睡眠に関する心理教育や睡眠薬を検討する前に、まず不眠の原因を探ることが重要である。

転職活動雑感

来月4月から新しい職場に変わります。非常勤2年間、常勤3年間働いた前の職場からの異動です。今回は転職活動について書いてみます。

 

昨年8月頃、転職を思い立ち、活動をスタート。医局or知人の紹介を使う、めぼしい転職先を具体的に思いついておりそこに直接応募、というわけではなかったため、素直に派遣会社に大まかな条件で登録することに。大まかな条件として、勤務時間(1週間のあたりの勤務日数)や希望年収、希望する業務内容などは決めておきました。その他、細かい意向も登録時に記載いたしましたが、基本的にはエージェントさんと会って、実際にお話しして、という感じになりました。

 

狙いは大まかに2つ。総合病院or産業医か。

 

産業医

やはり病院勤務に比較すると収入面で劣る場合が多い。遠隔地に行けば、多少よいがそれでも・・・という感じ。知り合いの産業医の先生にお話を聞くと、病院以上に年次の影響を受けやすいとのこと。また、私も産業医経験が豊富ではないことも踏まえ、産業医は断念。まずは嘱託産業医で経験を積むことに。転職活動を通じて思ったのは、産業医学領域において精神科は需要ありそうだなーという印象をなんとなく持てました。

 

#単科

こちらもいくつか紹介を受けましたが、そもそも今回の候補にはならず。選ぶとしてもワンクッション置きたい。でも、週4日勤務で外来数が少ないにも関わらず、条件がいいところが多かったです。

 

#総合病院

さてこちら。正直あまり期待はしていなかったです。まず収入面。単科に比べると劣る場合が多い。公的もしくはそれに近いところがほとんどであり、医局との結びつきが強いところが多いため、報酬をはずまなくとも医局が人を派遣してくれるからでしょうか。あと公的な病院はもちろんですが、副業禁止のところが多い・・・。また、長年精神科医が不在もしくは精神科医がいても入れ替わりが激しく定着しているとはいえないところが多い・・・こういうところは他科の精神科に対する理解が乏しい可能性が・・・(偏見でしょうか?決して他科の悪口を言いたいわけではなく、精神科は特殊な分野ですので一緒に働いたことがないと理解できないのはやむを得ないことと思います)。

 

こんな風に書きましたが、結局総合病院に決めてしまいました。総合病院に対するネガティブなイメージばかりを偏見を交えて述べましたが、まあ(おそらくは)上のような問題はなさそうなところかなと。ここで確認すべきポイントについて書きます。

 

○年収

当たり前ですがボーナス有か年俸制なのか。ただ、年収だけではなく、各種手当についても確認しておけばよかったと思います。時間外手当、家族手当、住宅補助、交通費など・・・。あと、学会参加補助や専門医資格の受験や更新の補助なども。海外の学会は?

○昇給

あるのかどうか。年に1回?大事なことなので別項目で書きました。

○1週間の勤務の時間数と曜日

タイムカード制かどうか。振り替え勤務は可能かどうか、早出して早退することは可能かどうか。副科以来の受付終了時間(緊急の案件は除く)も聞いておけばよかったですね。

○有給休暇、夏期休暇、特別休暇。

年間あたりの平均取得数は聞いておく必要があります。また、有給休暇がいつ付与されるかどうかを聞いておけばよかったです。例えば、付与されるまで半年かかるのか、就労開始直後にやむを得ず休む場合に有給の前借りはできるのか、などです。

○患者数

▶︎主治医として持つ患者数。数だけではなく、急性期や慢性期の数など(今回は関係ありませんね。)

▶︎外来患者数。再来で引き継ぐ患者総数。また1日あたりの平均(年間総数)新患数も。

▶︎副科の患者数。年間総数、1日あたりの平均コンサルト件数、常時副科として持っている患者数の平均などです。

▶︎休日と時間外

年間の呼び出しの件数、電話対応の件数、救急外来からの相談(電話対応で済ませる場合がほとんどか、それとも自動的に当番に相談してくれるのか)など。

PSW(MSW)、CP

単科に転院を調整するためにPSWもしくはソーシャルワーカーは必須です。

○緩和ケア

対応が必要かどうか、緩和ケア病棟があるかどうか、などです。あと、疼痛コントロールは各科の主治医対応で、精神科医は精神症状の対応に専念すればよいのか。

○デスク(待機場所)の雰囲気

手が空いた時にいる場所。これは結構重要。個室なのか、他の科と共同の大部屋か。共同の大部屋でもパーティションがしっかりしていればよい。科によって忙しさはまちまちであり、暇そうだなという目で見られてもつらい。気にしなければいい話だが。もしくは外来を部屋として使えるかどうか。

 

この辺りがポイントになってくるのかと思います。

また思いついたら追記いたします。

引越し雑感・備忘録

久しぶりの更新となってしまいました。3月1日に引越しました。同じ県内で距離は20km程度。とはいえ、独身時代の引越と比べると、荷物が多い、家具が大きい、といった要因で、労力は2-3倍、引越費用は5倍弱かかりました。

 

 いやー、疲れました。

 

 事前に行っておくべきこと、確認すべきことなど、落ちが多かったです。引越慣れをしていないのはもちろん、過去の引越の記憶も曖昧で・・・。今後に生かすべく、まとまりませんが、少し書いておこうと思います。

 

*住民票を移す

当たり前のことなのですが、ついつい”移り先”のことだけを考えてしまっており、転出届を出すことを引越直前に思いつきました。

 *保険証・年金

働いている方は、職場にお願いすればいいことですね。

 *郵便物の転送

インターネットで簡単に行えますが、申し込んですぐに反映されるわけではないので、転居1週間前までには行っておいた方が無難です。

 *新居の換気

転居先の物件は新築物件。いやー新築はいいものですね。でも、事前に新居に出入りできるのであれば、換気しておけばよかった。とはいえ、最近の新築であれば、それほど危険はない?もちろん、24時間換気システムはついていますし、ホルムアルデヒドの基準も☆4(フォースター)の物件でした。

 *物件契約時に確認するべきこと

▶︎上記の内容に一部関連がありますが、ついつい敷金や礼金、駐車場代、間取り、築年数、立地などに目がいきますが、物件の安全性(耐震や材質など)も確認しておくといいと思いました。

▶︎退去時に関すること

これも上の項目に関連しますが(文章ってまとめるのが難しい)、

国土交通省住宅局『原状回復をめぐるトラブルとガイドライン』(平成23年8月)

http://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/torikumi/honbun2.pdf

このサイト↓もわかりやすい

http://nextlife-sendai.co.jp/2014/10/06/pointo/

このような指針があり、例えば、通常使用による消耗(冷蔵庫や家具によるクロスの黒ずみなど)は借り主の負担ではないのですが、この指針に法的拘束力は基本的にありません。契約自由の原則が優先されるようです。

したがって、賃貸契約前に特約事項などについて確認するべきです。また、敷金返金ハウスクリーニング代などについても確認する必要があります。

また家賃が月割りであれば、退去日を調整しないと損をする場合があります。

▶︎今回の物件に関して

ハウスクリーニング代は20000円です。契約書には自然使用による消耗は貸借人の負担にはならないと書いてありました。もちろん冷蔵庫などによるクロスの黒ずみも。なかなかよい物件です。

 *インターネットの引越

転居前の物件で光回線の工事を行っていたので、回線廃止の工事をする必要があることを忘れていました。

*免許証の住所変更

免許更新のはがきが届かなくなる・・・だけではなく、金融機関に住所変更を届け出る際に、免許の住所が旧住所だと行えない場合も・・・なんとか住民票だけで乗り切りましたが。

*印鑑証明

 どの印鑑を登録したか忘れてしまっていました。が・・・、市外に転居する際は旧住所の登録印鑑は自動で消滅するようです。

*納税地の移動

行うように税務署に言われました。旧住所と新住所の両方でそれぞれ書類を提出しました。”絶対にしないとだめですか”と税務署に尋ねたら、”ペナルティはありませんが、やっていただきたいです・・・”という歯切れの悪い答えが。

 

そんなところでしょうか。また更新したいと思います。

シューイチに

上重アナが出ていて、少しうれしい。

 

久しぶりの更新になってしまいました。

もう少しこまめに更新したいと思います。

ブログ始めました

はじめまして。

今年こそブログを続けていきたいと思います。

 

備忘録的な感じで書いていこうと思います。

よろしくお願いいたします。